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膝に水が溜まる 後編 [医療ネタ]

前編はこちら。

そんな中、区の生活習慣病検診があった。
行きつけの美人女医さんの診療所を訪れた。
ついでだったので膝に水が溜まっていることを告げた。
「ちょっと脚を見せて」女医さんが言った。
「あら、右がずいぶん腫れているわね」
「整形外科では水を抜けっていうんだけど…」と、意見を促した。
「抜いちゃえばいいじゃない。ずっと楽になるわよ」女医さん、あっさりと言う。
そうかぁ、やっぱり水を抜かなきゃダメなんだ。

膝の関節には潤滑液が入っている。
膝に炎症などが起きると関節液が増えて、いわゆる水が溜まるという症状になるらしい。
水というのは増えすぎた関節液のことなのだ。
炎症が治まれば増えた関節液が元に戻ることはある。
しかし、手っ取り早いのは水を抜くことらしい。
その方が早く楽になり、鬱陶しさから即解放されるというのだ。

女医さんにお腹を押された背中を押されたわたしは、みたび整形外科に行った。
「先生、薬じゃあまり改善されないので水を抜いて下さいな」
診察台に横になりお皿の下あたりに注射針を刺す。
「イデデデ!」
「あまり入っていないな。10CC位かな」
次にヒアルロン酸を注入する。
この日はこれで終わり。
水を抜いた日は入浴禁止、シャワーもダメ。
注射跡が水に濡れるのがよくないのだそうだ。

「これって加齢のせいですかね?」
「違うな」
加齢が原因なら同い年の左膝も一緒になってもいいはずだ。

「ストレッチなどした方がいいですかね?」
「治ってからにしなさい」

「水を抜くと癖になるって言うけど本当ですか?」
「炎症が治まれば水は溜まらなくなる。癖になることはない」
炎症の原因に覚えがない。
急激な運動をしたわけでもない。
何かにぶつけた記憶もない。
先生曰く、ふくらはぎが痛くなった時、膝に無理がかかったのではないかという。

ヒアルロン酸の注入は週に1回4週ほど続けるのが一般的なのだそうだ。
整形外科に週一通わなくてはいけなくなった。

膝の方はどうなったかというと。
非常に楽になった。
腫れが引いた。
熱っぽさがなくなった。
膝が曲がるようになった。
水を抜いた効果はてきめんだった。
怖がらずに早くやればよかったというのが正直な感想だ。

膝に故障が出るとは思いもよらなかった。
ますます山が遠くなった。


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あすかパパ

膝のトラブルが解消に向かってよかったですね。早く山に復帰できることをお祈りしています。(お祈りよりブブゼラの方が元気が出ますか....)

私もこの一ヶ月ほど、下山時に膝周りの痛みに悩まされています。昔履いていた重登山靴を引っ張り出して鍋割経由で塔の岳に登り、大倉尾根を下り始めた所、膝の裏側の筋肉に激痛を覚え、脂汗をかきながら下山しました。以後、下りになると同じ場所が痛みます。
いつもの靴より500g重たいのが、こんなに効くとは思いませんでした。
でも膝痛が治ったら重登山靴に負けないよう、足を鍛えてやろうっと。
by あすかパパ (2010-07-02 19:40) 

tetuya

あすかパパさんも膝痛があるようですね。
下山時ということは原因は何なんでしょう?

わたしの膝痛はおかげさまで快方に向かっています。
平坦な道、階段の上り下りは支障ありません。
それでなくても山切れ状態。
どこかへ行きたいなぁ。
by tetuya (2010-07-03 12:12) 

あすかパパ

今日は膝の具合を試しに鍋割山に行ってきました。
降っても大した雨にはなりそうもない天気予報、tenki.jpで丹沢の気温予測を見たら1000mから上の方は20℃以下なので決行。朝7時の大倉で25℃、林道に入ってから後沢乗越まではほぼ20℃前後、鍋割山頂は18℃でした。湿度が高く汗がまとわり付きますが、沢筋からの風が助けてくれました。山道はミズヒ沢からなので、林道歩きを除けば登りが1時間半(休み含まず)、下り1時間くらいですので膝の具合が悪くなっても這っても(と言う訳には行きませんが)帰って来られるコースです。二俣まで車で入ってしまえば、標高差は別として高尾山のハイキング並みなので、とりあえずのお試し用にいかがでしょうか。

本日の結果:多少和らいでいるが、やはり痛い。(平地では大丈夫です)

痛みの場所ですが、膝の裏側の筋肉かスジです。ただ曲げても痛くないので、関節ではなさそうです。掛かりつけの医者に相談しても「運動を控える」「貼り薬を出しておきます」くらいになりそうなので、じっくり治るのを待ちます。
by あすかパパ (2010-07-03 18:12) 

tetuya

あすかパパさん、膝の裏が痛いというのは何でしょうね。
筋肉疲労かも知れませんね。
鍋割山まで歩けるのなら心配はなさそうです。
ご自愛下さいませ。
by tetuya (2010-07-04 09:49) 

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