膝に水が溜まる 前編 [医療ネタ]
1ヶ月ほど前の出来事。
右足のふくらはぎが痛くなった。
近所で新規開業したばかりの整形外科があるので行ってみた。
左右の脚のエコーを撮って筋肉を調べる。
右足のひらめ筋がちょっと肉離れを起こしたような感じだった。
この時は炎症止めの薬をもらって様子をみることにした。
それから一週間ほどすると、ふくらはぎの痛みは治まったが今度は膝が曲がらなくなってしまった。
膝の周囲が腫れぼったく熱っぽい。
そしてちょっと曲げると痛い。
正座なんてとてもできない。
また整形外科に行く。
先生は膝のお皿を押して言った。
「水が溜まっているなぁ」
「ホラ、ここを押してごらん、ブニュブニュした感じになっているのが分かるでしょ?」
先生はわたしの親指をお皿に押しつける。
自分ではそうかなぁ、ぐらいの感じでよく分からなかった。
次にレントゲンを撮った。
膝の骨と骨の隙間はちゃんとあいている。
「水を抜こう、そしてヒアルロン酸を注入しよう」
「ゲッ! 水を抜く?!」
よく、お年寄りが(自分も年寄りだが)「膝に水が溜まってねぇ」と言う話を聞く。
いよいよ俺もその仲間入りか。
だいたい水が溜まるということはどういうことなのか?
何が原因なのか?
理由すらはっきりしないのに、いきなり注射で水を抜くと言われても気持ちの準備ができない。
水を抜くと水が溜まりやすくなり癖になるという話もよく聞く。
その場を逃れるように言った。
「水が自然に減るということはないですか?」
「なくはないけど」
「薬か何かで様子をみるというのは?」
「それもいいでしょう。注射がいやという患者に無理にしようとは言わないよ」
この日は薬を5日分もらって帰ってきた。
しかし、腫れと熱っぽさは治まらず膝は相変わらず曲がらない。
どうにも鬱陶しいのだ。
よく見ると右膝の周辺が浮腫んだように太くなっている。
それだけ腫れ上がっていたのだ。
次回に続く。
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