静かな佇まいのヨモギ平

昨日、春の鍋山行があった。
雨がいつ降ってもおかしくないような空模様だったが何とかもってくれた。
岳の台に車を停め林道を歩く。
表尾根へのルートを横切り一時間少々。
ある地点から三の塔から派生する支尾根までトラバースする小道に入る。
前回歩いたときは道は細いが困難を感じることはなかった。
今回、久しぶりに歩いてみると、道は荒れ、細くなり、寸断されているところもあった。
バリエーションルートともいえるこのコースは人が入らないので荒れ放題になっているのだろう。
道がないところは木の根につかまりＵの字の底に降りその先に続いている山道に取り付く。
尻や手が泥だらけになる。

やがてヨモギ平へ続く支尾根に出る。
みんなホッとした表情。
ヨモギ平は人影はなく静かな佇まいで迎えてくれた。
陽が雲に隠れ、冷たい風が体を冷やす。
熱い鍋が体内から暖めてくれた。
ゆっくり鍋を賞味した後はもと来た道を戻る。
帰りは緩やかな登りなので寸断された道も難なく通過。
往路よりも短時間で林道に出た気がする。

広い林道では雑談をしながら歩く。
所々山桜が咲いているのが見て取れる。
あと２～３週間あれば標高900m辺りも桜が咲き出すかも知れない。