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前期と後期 [雑感]

ものには流れというものがあって小説など長編ものは前編と後編に分けられることがある。
記事ものなどは上中下に分けて紹介したりする。
映画にはよく、本編が好評だと続編が創られる。
続何々、続々何々など延々と続きそうな、柳の下にドジョウを狙った物語もある。

人間もある年齢が来ると、前期と後期に分けられるらしい。
「後期高齢者」という言葉は以前から役所内で当たり前の用語として使われていたらしいが「後期高齢者医療制度」がスタートして一躍世間に知れ渡った呼び名だ。

物語の世界では、前編が含みをもたせて終わり、後編に期待をつなぎつつストーリーは終わる。
上中下と続いた記事やストーリーは下巻で終了する。
延々と続きそうな続編もやがてネタ切れになり、いつの間にか世間から消える。

人生も”後期”に入ると間もなく終焉を迎える。
”後期”とは、もうこれ以上続きがないことを表している。
”高齢者”というだけでも充分にあの世に近い存在なのに、”後期”を付け追い打ちをかける。
「75歳を過ぎたあなた、もう後期(最後)だよ」
後期高齢者…、何となく寂しい響きに感じるのはわたしだけだろうか。

ところで自分、”前期”の物語が着々と進み今まさに後半にさしかかっているところなのだ。


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