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トキワ荘のスリッパ [出来事]

トキワ荘マンガミュージアム」に行ってきた。
トキワ荘は手塚治虫をはじめとする懐かしい漫画家さんたちゆかりのアパートメントなのだ。
豊島区椎名町5丁目にあったトキワ荘は1982年12月に解体されたが、2020年7月にトキワ荘の漫画文化を伝える施設として「豊島区トキワ荘漫画ミュージアム」となってオープン。
手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄石ノ森章太郎などの著名な漫画家たちが下積み時代を過ごした由緒あるアパートだ。
マンガ家たちの名前を聞いただけで心が躍る。

再現されたトキワ荘は都営大江戸線「落合南長崎」駅を降りてほど近い「南長崎花咲公園」の中にあった。
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普段は入館料は無料だがこの日は特別展のため入場料500円。
受付で頂いた記念グッズ。缶バッジと入場券。
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玄関から2階に上がる階段がミシミシ音がする。
この軋み具合も当時を再現したリアル感を出している。
真ん中の廊下を挟んで両側に四畳半の部屋が並んでいる。
今でも私の住む下町にはこのようなアパートが数多く残っている。

共同便所。
大便器は和式。便器のシミ汚れ具合がまことにリアルだ。
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共同炊事場。
この流しで漫画家が行水をしたという伝説があるそうだ。
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20号室。よこたとくおの部屋。
今にも住人が外出から帰ってくるようなリアルな再現だ。
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窓の外の風景は精巧に描写されたもの。
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18号室。山内ジョージの部屋。

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1階の企画展示室に移動。
ここは撮影禁止エリアとなっている。
見どころはアパートの中を再現したジオラマは必見!
原稿の締め切りに追われた作者が編集者に睨まれながら描いている光景や共同炊事場
の流し台で行水している漫画家など実にリアルにできている。

特別企画展(4月10日まで)では「鉄腕アトム」の国産初のテレビアニメの上映をやっていた。
鉄腕アトム誕生の一作目の貴重な映像だ(上映時間約30分)。

一通り鑑賞した後、外に出て「トキワ荘ゆかりの地散策マップ」を手にトキワ荘通り商店街を歩いてみた。
お腹が空いたので蕎麦屋「花月庵」でトキワ荘セットを食べる。

トキワ荘通りお休みどころにお邪魔する。
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2階にはトキワ荘の兄貴分寺田ヒロオの部屋を再現した部屋があった。
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1階に下りると数々の関連グッズが販売されている。
目に入ったのがスリッパ。
懐かしいビニール製のいかにもトイレ用。
当時のアパートはどこでもこのようなスリッパを使っていたのだ。
迷わず一つ購入する。

トキワ荘の歴史は我が家のトイレにも引き継がれていくことになる。
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トキワ荘漫画ミュージアム


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