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認知症の検査 [医療ネタ]

毎年も行政による「特定健康診査」の結果を聞きに美人女医さんの診療所に行ってきた。
検査の結果は相変わらずで特に精密検査を受けなければならないような項目もなく、かといって総てオーライかというとそうでもない。
肝臓やコレステロールやメタボなどの項目は端境期に位置している。

結果の説明のあと、女医さんが言った。
「申し訳ないけど認知症のテストに協力してもらえないかしら」
わたしの歳が該当する領域に入ったらしい。
「バカバカしいと思うかも知れないけど、怒らないですね」
質問がはじまった。
「今日は何年何月何日何曜日ですか?」
「いま居るところはどこ?」
ここは美人女医さんの診療所。
女医さんが言った桜、猫、電車の名前を復唱する。
今度は引き算。
100から7を引くと幾つ?
その引いた数字からまた7を引くと幾つ?

女医さんは机の下から箱を取り出した。
蓋を開けると旅行の携帯品のような品物が五つ並べて入っている。
「この品物をよく覚えておいてね」
蓋を閉じて「この中に入っていたものの名前を全部言って」
スプーン、歯ブラシ、はさみ、鉛筆、あとなんだっけ?

最後に家族がわたしについて書くアンケートを渡された。
「道に迷うか」「お金の計算ができない」「ひげを剃らない」など15項目で該当する項目には丸をする。
妻が書いている。
丸は一つも無いようだ。

そんな検査を受ける歳になったんだな。


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