石巻応援ツアー 1日目 [出来事]
9月20日~21日にかけて東日本大震災の被災地、宮城県石巻に行ってきた。
落語家の林家たい平さんが主宰する「林家たい平と行く!頑張ろう東北!石巻応援ツアー」に参加した。
たい平さんは震災直後いち早く石巻を訪れ、炊き出しなど支援活動をし、これで石巻入りは5回目。
たい平さんが「日本一の落語家になる!」と決意した地がこの石巻だったのだ。
「今こそ、みんなで行って泊まって、食事して、買い物して、経済活動でお役に立とうと」(林家たい平オフィシャルHPより)との思いから企画されたツアーなのだ。
ツアーは林家たい平さんはじめ落語家の桂枝太郞さん、三味線の師匠、マネージャー、カメラマン、一般参加者など総勢30名ほどが参加した。
街に入る前に門脇地区を通ったが未だ瓦礫の山で悲惨な光景が広がっていた。
広大な敷地の日本製紙工場が被災したためマガジン誌が作れず休刊になった経緯がある。
近くの門脇小学校は津波が運んできた油によって火災にあった。
黒々とした校舎が痛々しかった。
宿泊先の「石巻グランドホテル」も被災し休業を余儀なくされたが復旧改修工事が終わり8月に営業を再開したばかり。
午後4時からここで被災者のみなさん100名をご招待し落語会を開催。
この日ばかりは辛いことを忘れて大いに笑ってもらおうと噺に熱が入る。
桂枝太郞さんが一席、林家たい平さんが二席披露。
普段見ることのできない出囃子の三味線を恩田えりさんが披露。
半年ぶりに笑った、という地元の人の声も聞かれたという。
とっても充実した落語会だった。
続いて夕食を兼ね、たい平さんを囲んだ懇親会。
挨拶や自己紹介が行われた。
たい平さんは食事もせずひとりひとりの話に耳を傾けていた。
夜、商店街を歩いてみた。
店のシャッターがめくれ上がったままになっていたり、1階部分が空洞になった店、移転の張り紙が貼ってあったり地震津波の恐ろしさが伝わってくる。
石巻駅まで一周したが所々道路が波打って足下には充分気をつけなければならない。
この日は台風の影響で朝から雨がやまない。
台風は関東に上陸する様子。
明日も雨だろうか?
石巻応援ツアー2日目 そのⅠに続く。
林家たい平オフィシャルページ
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